賃貸こだわり条件 バリアフリー物件を探す

シニアとヘルパー

 

高齢者や身体障碍者の方々は言うまでもなく小さなお子様のいらっしゃるファミリーにとっても、バリアフリーは賃貸物件を探す時の大切なこだわり条件として注目されています。
「安心・安全・快適」な居住感を提供してくれるバリアフリー物件とはどのようなものがあり、探す時のポイントとして注目すべき点は何か?などをまとめました。

 

★バリアフリー住宅はどのような設備があるのでしょうか?

 

バリアフリーと呼ばれるためには、「障害者、高齢者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」に規定されている基準をクリアしたものでなければなりません。
具体的には、
1.トイレや浴室に動作を補助する手すりが設置されている。
2.廊下は車いすが走行可能な幅78cm以上(柱の部分は75cm以上)あること。手すりがついていること。
3.居室は敷居の段差がないこと、寝室はトイレにちかいこと。
4.床は全体的に段差がなく、滑りにくいこと。
5.扉は開閉が容易な引き戸又はレバーハンドルが付いている。
照明はON/OFFが容易なワイドスイッチを設置。
6.玄関周りは上がり框の段差は低く、ドア幅は75cm以上あること。
以上がバリアフリー住宅と呼ばれる為に必要な設備です。

 

★最近では「ユニバーサルデザイン」と呼ばれる物件も注目です

 

バリアフリーが高齢者や障害者にとって「障害となるべきもの」が取り除かれ、使いやすいよう設計された住宅であることに対して、ユニバーサルデザインとは、すべての人に向けられた考え方で、必ずしも高齢者や障碍者を前提にしていません。
つまりバリアフリーが進化した考え方と言えます。ユニバーサルデザインで大切なポインは、使いやすいこと、安全であること、柔軟であること、価格が妥当であることなどがクリアされていなければいけないことです。
この考え方は今後都市空間全体に求められていくと思われます。すべての人が快適に暮らせることを前提に工夫されていて、価格もバリアフリーと比較するとリーズナブルなので、ユニバーサルデザイン物件は賃貸こだわり条件に加えたいですね。

 

 

★家族構成によってバリアフリーかユニバーサルデザインか選択

 

単身の高齢者もしくはご夫妻のみの場合、介護の必要性も考慮するとバリアフリー住宅を選択することが適しているといえます。
特に「サービス付き高齢者向け住宅」という物件もあり、有料老人ホームと提携して介護サービスも受けられる点が特徴です。
特にバリアフリーを必要とされない方もユニバーサルデザイン住宅は、快適な暮らしやすさを求める方には有力物件といえます。