敷金・礼金に仲介手数料、更新料や管理費とやたらと賃貸物件は、費用が掛かると思われていませんか?
不動産業者もそんな借主の負担を軽減するかのように敷金・礼金なしを謳う物件が増えてきました。
しかし敷金がなしだからと言って安心するのは早いのです。
名目を変えて料金を負担させられるケースも見受けられるようです。
そこで諸費用の内容を理解し、払う必要の無いものや値下げ交渉の余地のあるものを選り分けて条件を設定することで、効率的な物件探しが可能になります。
★敷金や礼金、仲介料の内容を理解して条件付けしよう
敷金とは貸主が物件に対する補償として借主に負担させる費用で、退去時に何の問題もなければ全額借主に返却されます。
よって敷金なしと言う物件も、実は保証会社へ保証金を支払わせる仕組みを設定されているケースも多くあります。
この場合は返却はありませんし、2年に1回更新ごとに負担もあります。
従って数年の入居期間を想定して両者の費用負担額の比較をしたほうがよいです。
礼金は家主に一旦渡り、半額が仲介手数料として不動産業者へ渡ります。
あれ?仲介手数料とダブルどり?と思われるかもしれませんが、業者が2者絡んでいる場合など仲介手数料だけでは割に合わないので、古くからこのようなしきたりが残っています。
但し最近は物件過剰の傾向なので、礼金のダンピングもしくはなしにしてもらうの交渉は可能です。
★更新料や管理費は負担せざるを得ない費用なのか?
更新料も現代ではグレーな制度と言えるでしょう。
2年に一度、契約更新と同時に1ヶ月分の家賃を借主は負担させられるのですが、これはある程度ダンピングの交渉は可能です。
契約前であれば、最初からこだわり条件として更新料なしの物件を探すことが、最も面倒が無い方法ですが、気に入った物件が更新料有の場合は、交渉方法としては2年後の更新時に、更新する代わりに家賃の値下げを交渉するのです。
これならば家主も聞く耳持たざるを得ません。後は日ごろから良い印象を家主に抱かせておくことは重要です。
管理費は共益費なので、値下げ交渉は原則不可能です。もし1Fか2Fなど低層階でもOKならば、エレベーター無しの物件を探すことも一つの手段です。
★初期費用も更新料、管理費も家賃とセットで検討しよう
敷金は普通に暮らす分には余計な原状回復費用は取られないはずですので、¥0物件に拘らず、退去時に全額戻せることを心掛けたほうが入居中のケアや思わぬ費用の請求に後悔する必要が無いので、結果的に資金有は得かもしれません。
礼金については物件探しのこだわり条件で、礼金なしに設定して探したほうが早いでしょう。
最近は不動産会社が所有する賃貸物件もありますので、そのような物件は礼金¥0です。
更新料は契約時に確認、契約更改時に家賃の値下げでトータルでのコストダウンを図りましょう。